見て損しないアニメはこれだ!|マーケティングたんのSNS分析で見る 2017年夏 話題になっているアニメランキング
今年の夏は天気が悪くて、なかなか外へ遊びに行けなかったですね…。
そんなときはやっぱりアレですね。自宅に籠ってお菓子片手にアニメ三昧!!
あれ…いつもと変わらない?それは貴方だけじゃないですかね…。
というわけで、少し久しぶりになりましたが、今回またまた私の個人的な趣味で「2017年夏SNSで一番話題になっているアニメタイトルはなにか」を調べてみました。
Yahoo!検索データのリアルタイム検索(http://realtime.search.yahoo.co.jp/search)を使って、7/1~8月上旬、アニメだと大体4話放送分の間にTwitterやfacebookなどのSNSで呟かれた、今期放送中アニメの「実況タグ」を出来る限り集計しました。
そのデータをいくつかの角度で見ることで、
1 (事前の期待値の高さや宣伝力も影響して)話題になっているアニメ
2 実はひっそりと評価されているおすすめアニメ
という2種類のタイプのアニメをご紹介することができます。
もう夏アニメは後半戦に入っちゃいましたが、「そういえばこれ見てなかったなぁ」と思う作品があれば、ぜひぜひ手を出して残りの夏も楽しんじゃいましょう!
1 (事前の期待値の高さや宣伝力も影響して)話題になっているアニメ
まずは今期のアニメを一定期間内の「実況タグ総つぶやき数」を基準にランキング化してみました!
やはり原作も有名で、既に別の形でアニメ化もされてきた「fateシリーズ」と「刀剣乱舞」がトップに君臨。その後は「NEW GAME!」の2期や、おなじみ「戦姫絶唱シンフォギア」の新作が続きます。5位の「天使の3P!(てんしのスリーピース)」は「ロウきゅーぶ!」でおなじみの蒼山サグさん原作のアニメです。ちっちゃい女の子が好きな紳士の皆様にはたまらない作品ですよ!
しかし今期の総ツイート数上位10作品くらいまではいずれも「ツイート増加率があまり高くない」という特徴があります。これはいったいどういうことなんでしょう。
グラフを見ればよくわかりますよ!
総ツイート数1位の「Fate/Apocrypha」の例を見てみましょう。グラフ中で山になっているところは、アニメの放送日の「実況タグツイート数」です。第一話放送日から、第四話放送日にかけてツイート数が減っているのが分かりますね。
私はこれを普段「つぶやく人が減った≒観る人が減った」と考えて、視聴率代わりに使っています。
グラフが最初に盛り上がるポイントは、アニメの第一話放送日に当たります。この第一話は、アニメ視聴者が今期見る作品を見定める段階に当たるため、基本的に作品内容の良し悪しに関わらずつぶやき数が最も多くなりやすいのです。
また原作の知名度や事前プロモーションの規模により、この第一話の視聴者数も変わってきますから、第一話の放送日のつぶやき数は、いわゆる「各アニメに対する視聴者側の期待値」「各アニメの宣伝部の仕事具合」に依るところが大きいということです。
しかし、グラフのようにツイート数がだんだん減少していくということは、回が進むにつれ少しずつ視聴を切る人が出てきてしまっているということです。
つまり、逆に回が進むごとにツイート数が増加していく、または横ばいの状態を維持しているアニメは、「(事前の認知度や期待値は低かったけど)口コミなどにより視聴者が増えている」「しっかり継続視聴者を抱え込んでいる」作品であると考えられます。
ではでは、今期のアニメではどの作品があてはまるのか!以降で紹介していきます!
2 実はひっそりと評価されているおすすめアニメ
今度は「1話放送日から4話放送日までのツイート増加率」で並び替えたランキングをみてみましょう!
そうすると、ほとんどツイート数が変動していないアニメが2作品出てきました!
ツイート数が横ばいの状態を維持しているということは、予想外の展開で続きが気になる、毎回安定して見ごたえがあるなど理由は様々ですが、これら2作品は「しっかり継続視聴者を抱え込んでいる」アニメと考えられます。
今回は「見て損しないアニメはこれだ!」ということで、私マーケティングたん視聴の上「ようこそ実力至上主義の教室へ」と「プリンセス・プリンシパル」を紹介させていただきます!
著者 衣笠彰梧さん、イラスト トモセシュンサクさんによるライトノベルが原作の学園系アニメです。
恵まれない環境に放り込まれた主人公たちがいかにして逆転していこうかという内容の作品ですが、面白いのはキャラクターや学校のシステムに何やら“裏”が見え隠れするという点。毎回少しずつヒントが出てくるので、進んで次も観てみたいという気持ちにさせられます。
そして、次回への引きが完璧な回もあったりします!これはずるい!(笑)
一部原作の内容を部分的に省略・改変していたりするので、若干唐突な場面もありますが(キャラクター同士がいつの間にか仲を深めていたり)、内容自体変に難しいものでもないのですらすらっと観れるのも特徴ですね。おすすめです。
なんでもっと早く観ておかなかったんだ!と今更ながら後悔しています(笑)
絵柄でよくある日常系アニメだと思い込んでいたのかも…
監督は「ばらかもん」「東京マグニチュード8.0」といった名作を手掛けた橘正紀さん、シリーズ構成・脚本は「コードギアス」でおなじみの大河内一楼さん、そして音楽をなんと「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」などでおなじみの梶浦由記さんが手がけているオリジナルアニメーションです。すごい豪華。
ストーリーの時系列をあえて組み替えているようで、正直2周目不可避です。ですがそのおかげで細かいヒントや伏線に気付くことも多いので、発見する楽しさがあるアニメですね。ホッコリする回があれば、切ない回もあり、アクションがすごい回もあり、スパイらしい騙し騙され合いもある…すごく贅沢な気分になるアニメです。
さて、ということで2017年夏アニメの分析結果と、私のオススメ作品を毎度勝手ながら紹介させて頂きました!
ここまで読んで下さったアナタ、本当にありがとうございます!!
ではでは、良いアニメライフを!